◎ 表題の「槍ヶ岳開山播隆上人追慕登山」は、今年10回目になるとのことです。初めて参加した私たち夫婦は、代表、播隆上人ゆかりの寺 玄向寺住職 荻須真教上人の心温まるお誘いを受け、先達、平成の播隆上人と崇められる豊科町法蔵寺住職 大澤法我 上人をはじめ、ベテラン、大学山岳部経験の若住職等、槍ヶ岳を知り尽くしたリーダー、ご同行36人の皆様方に助けられ、大曲からの急坂では、コメツガザクラ、ハクサンコザクラ、ミヤマリンドウ、クガイソウ、ミヤマトリカブト、オヤマリンドウ、オタカラコウ、アキノキリンソウ、ダイニチアザミ等、高山の花々が嵐の中を誇り高く咲く美しさにも励まされての登山でした。
1日目の宿泊地、槍沢ロッジでは、槍ヶ岳のパイオニア穂刈貞雄さん自らのお出迎えとお見送りを受けて大感激。前夜祭では、播隆上人は穂高岳開山にも拘 わったなどのお話を興味深くお聞きしました。また、参加者最高齢(78才)の今村博さんからは、播隆上人の詩に詩吟の節をつけて教えていただきました。
2日目夕食後、槍ヶ岳山荘ホールで催された「第25回 播隆祭」で、槍ヶ岳を愛し40年以上も登り続けておられる「槍ヶ岳のマドンナ」土橋茂子さんが、自ら作詞作曲された「槍ヶ岳の歌」を、ご自身キーボードを弾きながら披露。強風雨で足止めされていた人もあわせて、ホールを埋めた200人余りの大合唱や抽選会で大いに盛り上がりました。
この後、偶然に山荘の外で土橋さんにお会いして、「私は、今までこんな素晴らしい夜の槍穂先を見たことがありません」とのお話をお伺いでき、恵まれた登山に参加させていただいた出会に改めて深く感謝する思いです。
◎ この催し「槍ヶ岳開山播隆上人追慕登山」は、播隆祭にあわせて毎年9月第1金曜日に実施されるとのことです。槍ヶ岳登山に関心のある方には、是非おすすめしたい企画ですので、下記へお尋ねになっては如何ですか。住職はもちろん奥様、若住職からも懇切なお話が聞けると思います。
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松本市大村681 玄向寺 住職 荻須真教 師 〒390-0304 TEL 0263-46-1393 |
◎ 前記の土橋茂子さんの詞曲「槍ヶ岳の歌」及び今村博さんの詩吟「槍ヶ岳」をご紹介しておきます。
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