御日待

1.

本年は1月19日午後5時から、堂童子宅で行われました(この日取りは堂童子の都合により決められます。当初20日を予定しておりましたが、21日には前法主・一条智光上人一周忌法会にあたることから、前日の宴をひかえて19日としました)。

2.

当日の招待状式次第、堂童子御日待大盤振舞についての説明は、こちらをクリックしてください。

3.献立

イ.大盤

白板昆布3kg(京都音羽昆布納)、さつまいも(塩味)20kg、人参 大40本(以上揚げ物)、ひじき1kg、〆豆腐60本

ロ.膳部

大平:角揚げ150枚
坪:ごぼう、人参回し切り、干瓢結び、しいたけ、焼豆腐
法飯栗味:たくあん、カヤの実、黒ごま、セリみじん切り、大根おろし
法飯汁:みすず豆腐、切り昆布みじん切り

ハ.重箱

雪菜からし和え5kg、ごぼう太煮山椒まぶし

ニ.こげ湯

法飯

からし菜

ゴボウ

院代を中心に席は設けられた

大盤

大盤を取り分ける

4.

昔ながらの素朴な材料から推測されるのは、当時の人々は如何に質素な食生活であったかを忍ばれる思いが致します。しかし今日では、その質素である素材がものによっては入手に困難な時代となっているようです。

5.

19日夕方より、堂童子宅にて行われました。何日も前から料理の仕込み、揚げ物の揚げ具合をみたりなど、お勝手元は非常に忙しいものでした。当日は137人もの大勢の方にお越しいただき、普段は静まった堂童子宅も、大変賑やかな夜となりました。

舞踊

宴会の様子

6.堂童子挨拶要旨

この度の御役は、前回の昭和63年から13年を経て3回目になり、当坊が順調に推移すれば、私の代最後の堂童子の御役になろうかと思います。行事中は、ご列席の皆様方に御見舞や激励を賜りお支えいただきました。おかげをもちまして、本日をもって漸く峠を越させていただくことができます。誠にありがたいことと御礼申し上げます。

日待行事も、昔から幾多の変遷を越えて、今日に至っております。たとえば戦後まもなくの日待ちは、伝え聞くところによると、善光寺が全山新年会を外で開催する経済的余力がなかった時代が続いた頃であり、全山からの要請があって、新年会を兼ねて催されたということで、現在もその名残が残っているように思います。

日待行事については、別紙に次第とあわせて少しばかり私の考えを述べさせていただきましたので、ご覧ください。どうぞ日待という言葉の通り、大盤を囲みながらごゆっくりとお過ごしくださいますよう。

・一次席終宴 7:50
・引き続き二次席
・酒3斗5升 ビール50本 他
・踊り 藤間伊知康さん他7人

お手伝い

宮原氏、山本氏、森田氏、伊藤氏、今井氏、鈴木氏、中村氏、北沢氏、岡沢氏、羽毛田氏、斉藤氏、鳥健氏、井上氏、赤塚氏、浄家奥様方、小林さん、野池さん、曽山さん、湯田さん、坂口さん、赤沼さん、小林幸子さん


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