当初は、昨年同様に「槍ヶ岳開山 播隆上人追慕登山9月3日〜5日」に参加の予定で、主催者玄向寺様に早々と申し込みを済ませ、後はリュックに食糧と水を詰めれば準備全て完了と意気込んでいたところ、9月1日になり突然の不都合が生じて断念。

しかし、北アルプスへのあこがれの想いはつのるばかり。そこで、知人で「信州山歩きマップ」著作者 中嶋豊様にご指導を仰ぎ、御多忙の中懇切なご紹介をいただいて私たち夫婦の夢が実現致しました。

中嶋豊様の労作「信州山歩きマップ 穂高・涸沢コース、奥穂高岳コース」を手に、雄大な北アルプスの大自然を心から満喫した楽しい登山でした。
日本最大のスケールといわれる涸沢カールでは、氷河期に運ばれた大きな岩が厚く堆積しているガレ場の岩の間に、短い夏の名残花が咲き、紅葉は3分ほどでした。
奥穂高岳へは17日、朝からあいにくの雨降りの中、涸沢ヒュッテを出発。ザイデングラードの岩場を越えて穂高岳山荘で昼食(温かいうどんが美味しかった)。

多くの登山者は、明日の天気に期待して(予報では晴れでしたが当日は曇りで視界0とか)、山荘に待機し、登頂を控えていたので、ここからは私たち夫婦だけの登山となり、クサリ・鉄はしごや圧倒するような岩場をゆっくり1時間程で山頂3,190メートルを極めることができました。
周囲の眺望はありませんでしたが、山頂には私たち夫婦だけ、誠に贅沢な一時をすごさせてもらいました。

下りでは、不思議と雨が止んで岩場も乾いたので、写真を撮りながらの下山ができました。
中の湯ご主人様夫妻、涸沢ヒュッテ山口様、穂高岳山荘今田様 お世話になりました。
厚く御礼申し上げます。

「信州山歩きマップ」については、ご存じの方が多いと思いますが、長野県警察山岳遭難救助隊長の経歴をもつ筆者がご自身自ら歩いて、目的地までの見どころ、危険注意箇所や休憩適地などを,丹誠込めた極彩筆で描かれており、見ているだけでも楽しい貴重な登山案内図です。

  URLをご紹介しておきます。http://w1.avis.ne.jp/~nakajima/index.html

今回は個々の解説を後日として、取りあえず上高地から行程に従って、写真だけ掲載致します。

・9月16日(木) 快晴 中の湯──上高地──涸沢ヒュッテ
1.早朝の大正池 2. 3.
4.焼岳 5. 6.明神岳をバックに
7. 8. 9.古池の樹影
10. 井上靖『氷壁』直筆原稿 徳沢園のご厚意で撮影
13.徳沢園前
14.新村橋で
15.横尾橋から
16.屏風岩
17.本谷橋から cf.78
18.
19.
20.
21.北穂高岳
22.涸沢カール

・9月17日(金) 雨  涸沢ヒュッテ──奥穂高岳山頂──穂高岳山荘
23.雨の涸沢小屋前で 24.奥穂高山頂へアタック 25.
26.山頂ケルン展望方位盤で 27.山頂ケルン祠で 28.山頂で
29.山頂で 30. 31.山頂ケルン下で
32. 33. 34.
35. 36. 37.
38. 山頂近くの夏の名残花 40.
41. 42. 43.
44. 45. 46.
47. 48. 49.
50. 51. 52.
53. 54. 55.
56. 17:50雨止み夕焼け 58.笠ヶ岳方面

・9月18日(土) 曇り 穂高岳山荘──上高地──中の湯
5:00遠方に浅間山噴煙 60.浅間山噴煙 晴れ間はわずか10分程度
ザイデングラードに咲く名残花 63. 64.
65. 66ザイデングラードから 67.浅間山の噴煙
68. 69. 70.
涸沢パノラマコースから 72. 73.
涸沢ヒュッテから 75. 涸沢ヒュッテの案内板
77. 本谷橋のにぎわい cf.17 79.屏風岩
80. 81. 82.
83. 84.横尾の案内板 85.
86. 87. 88.
89.無事下山

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